坂の多い町で、帰宅路は駅からずっと坂道が続く。

途中で何気なく振り返ると線路の向こうの海まで見渡せた。 今の季節、丁度陽が沈みかけていて何もかもが美しく輝いて見える。
見慣れた景色だがこうして感慨に耽ることができるというのは、

幸せなことかもしれない。

 

 

 

 

 

 

どこかくたびれた雰囲気が優しい。中心の方の喧噪が嘘のように、 ここは静かで。

その本屋があるのは、やはり坂の途中だった。

 

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